二日目、新年会、羽生、成人式



アラザルの新年会、ama2、123、134、MRY、ST、dhmo、b。久しぶりに終電すぎて朝まで呑む。みな新年でリフレッシュしたのか、いつもいじょうにみんなそれぞれ、ひとことひとことが柔軟でしなやかなユーモアがありながら、場が円滑に進んでいたように思う。二日酔いにもならず、僕自身の体調もだいぶ回復したのだと思う。Mも回復してきたの報、朗報。



羽生結弦の番組を観る。斉藤佑樹石川遼などと同じような匂いを感じる。




・大相撲初日、豊ノ島把瑠都に対し快勝。この相撲は非常に興味深い。この勢いで二日目も白鵬とあたるが残念ながら圧倒されてしまった。しかし、白鵬も多少無理をしても速攻で決めたのは、たぶん豊ノ島が残るとだいぶ手を焼く存在だと思ってきた証拠ではないのか。いつもより白鵬に余裕が少ししかなかったような気がする。
白鵬には負けてしまったが、豊ノ島は今場所も相当いい成績を残すのではないだろうか。賭博云々で十両まで落っこちて下位で取っていたのだからすべて参考になるわけではないが、二場所連続十四勝一敗というのはなかなか出来ることではない。勝ち癖がついてきたところで一気に上を狙ってほしいところだ。


・大相撲初場所 −二日目−「大相撲の魅力・期待 とことん伝えます!」。この企画は非常に面白く、しかも二日目という穴に持ってきたのも大成功だったと思う。いつもの解説ではなかなか聴くことが出来ないところまでつっこんで話が出来ていたと思う。 デーモン小暮を招いたのもよかったし、なによりも音羽山親方(元貴ノ浪)が非常に冴えていた。いつも以上に興味深い発言を連発していてまるで水を得た魚のような斬新な解説だった。この感じでいけば舞の海北の富士に並べるのではないかと思うほど。しかし多分この形式が大当たりだったのに違いない。また、大鳴戸親方も呼んだのも正解。みんな話しすぎる人ではかえって場がうるさくなりすぎるのではないかと思うところ、素朴一徹な大鳴戸(元出島)が居ることによって、地に足がつくような安心感があった。また貴ノ浪と出島がまったく違う取り口の力士だということも加味すると、このコンビもあたりだったといえよう。藤井アナが云うように、毎日こんな感じでは解説にしては少々うるさすぎるのかもしれないが、十五日のうち三日くらいはこんな感じの話が聴けると非常に新鮮で愉しいだろう。大鳴戸親方が云うように、どんどん違う親方のコアな話が聴いてみたいし、次の組み合わせがどんな感じになるかも視聴者は興味深いと思う。最近のNHK大相撲中継の試みとしては大成功の部類に間違いなく入ると思う。


・特に足の指にどれくらい力を入れるか、とか、足の力の入れ具合などによって相手が右に動くか左に動くかというような予想まで大体見当をつけていたという、音羽山親方の発言は興味深い。さらには行司の掛け声やリズム、館内の雰囲気の流れみたいなもの、動作などに乗ったほうが力が出るタイプ、どちらかというとそのタイミングをはずしたほうが相手に対して優位に立てるタイプというのがあるというのも興味深かった。貴ノ浪はタイミングをずらすほうで、魁皇などもタイミングをずらすやり方が非常に上手いと云う。おそらく安美錦などもそのタイプであろう。音羽山親方曰く、安美錦は「無形であることの強さ」であるという。魁皇琴奨菊などの「型」を、稀勢の里豪栄道などの力士はもっとつけたほうが良いということに対して、安美錦のスタンスというのはまたかなり特殊である。この人も足の怪我がなければ間違いなく大関を張っていたと思われるが、その怪我があることにより、ますます思考の柔軟さに磨きがかかったのかもしれない。
また同じ流れなのだが、立合いの時にどちらかというと受けてたつ人、思い切り突っ込んでいく人の思考の違いなどもずいぶんリアリティを持って伝わってきた。貴ノ浪は勿論受けてたつ人だったのに対して出島は思い切り突っ込んでいくタイプ。出島は、「ただ集中するだけ」なのに対して、やはり貴ノ浪のトリッキーぶりは想像を絶する。武蔵丸戦のときには、仕切りの位置を一回一回右に移動してみたり左に移動してみたり、相手にちょっとでも「考えさせる」だけでも優位に立てると思ってやっていたという。いつも早く仕切る出島には「もうちょっとゆっくり仕切ろうよ」と思っていたそうだが、あるとき出島よりも早く仕切って驚かせてやろうと思ったらしい。が、残念ながら出島には動じず、敗れてしまったと云う。でも出島が覚えているくらいなのだから、効果は多少はあったのかもしれない。
そのころは、舞の海も居た。智の花なんかも居たなあ。もう少しこれくらい考える力士が出てきてもいいのではないかと思う。豪栄道稀勢の里など、あまりに淡白にあっけなく負けてしまうというのは、やはりもう少しこういうような微妙なところまで考えたほうがいいのではないか。いや、むしろ出島みたいに、徹底して純粋にいったほうがいいのか。


貴乃花白鵬の印象の違いという点でも面白かった。白鵬は「力で押し通すようなところがある」というように積極的なイメージがあって投げなども多用するのに対し、貴乃花は「相手の力をいかにださせないようにださせないようにしていくか」ということに力点を置いていたといい、「気づいたら土俵際」に追い詰められ、「じわりじわり」とどうあがいても負けていくようにされていってしまう、という強さだったと云う。これは大鵬にも共通するところがあるのではないかとよく言われることを想起する。そして貴乃花の時代は、曙や武蔵丸、後期の小錦など超巨大な力士達が多く存在したので、こういう方法が一番合理的だったのではないかと思われる。但し、白鵬の「後の先」や、上半身のしなやかさを考えると、もちろん白鵬にもそのような相手の力を吸収してしまうようなものがあると考えられる。先のNHkでの白鵬の強さを科学的かつ多角的に解析したテレビでもその要素を強調していた。


デーモン小暮稀勢の里こと萩原に、一番最初に懸賞を懸けたらしい。




ベローチェに行くと、成人式の振袖だらけで混んでいた。そういえば荒れる成人式みたいのは最近なさそうだが、やはり少しはあったらしい。


・掃除、洗濯、鍋を作る、ブログを書く。制作。