0-01-01から1年間の記事一覧

「ほつれる髪の毛が糸」 2009年

「ほつれる髪の毛が糸」 2009年 (Nroom artspace 個展) 2007年頃より、非常に私的な、断片的なドローイングを多く水彩紙などに描くようになりました。今までの作品が「日常の視点を変えてものを観る悦び」を様々な形で提示することだったのに対して、自…

最新作「超意味絵画」

最新作「超意味絵画」 2010年 完成された「意味」以前の、自分でも何であるのかよくわからないようなものを、紙とペンとドローイングという非常にベーシックで簡便な素材を使い、吐き出していく作業。それを続けるにつれて、日常における自分自身の中にも、…

2010年 超意味絵画

ドローイング

「檻の泉の彼方に」

「檻の泉の彼方に」 2008 2008年 ギャラリー58 個展 2008年、1年3ヶ月ぶりにギャラリー58で個展を開催しました。 2007年の個展「断象と印片」では主にドローイングを写した写真の上にドローイングを施した「絵×写真×絵」シリーズと、その素にな…

2008年 山本浩生展 「―檻の泉の彼方に―」

「絵×写真×絵」2006−2007

「絵×写真×絵」2006−2007 フタバ画廊(2007個展、2007画廊企画小品展)等 2005年の「地図に境界」以降、初期作品での媒体の写真だけでなく、ドローイング作品も多く手がけるようになりました。 コンセプトに捉われることなく自由に、そしてラフに直接的…

2007写真絵

「地図に境界」  2005

「地図に境界」 2005 フタバ画廊(2005個展)、 横浜馬車道北仲WHITE (2005個展)など 2002年に初個展を開いてから2004年までは写真作品を中心に発表してきたのですが、2005年の個展では地図の上にドローイングを施した作品を発表しました。 写真…

2005 山本浩生展「〜world-small〜」

「境界の世界」2004−2006

「境界の世界」2004−2006 フタバ画廊(2004個展、2006画廊企画展) 横浜馬車道北仲WHITE (2005個展)など 2004年の個展では、初期作品の「日常物体−接写」での接写技法を応用し、様々な日常的な物体を<組み合わせ>、それによって現出される「虚構空間=…

2004年個展 「山本浩生展」

「日常物体−接写」シリーズ 2002−2003

発表場所 中野ゼロホール(2002個展) 卒業制作展 府中ピリカギャラリー(2003個展) 横濱芸術のれん街?(2008企画)など 日常的な概念や思い込みが、ちょっとした作業で意外なものに変化してしまう。 写真で接写したり半透明な物体を暗いところで光をあてたりす…

初期作品

初期作品―素描

初期作品―油彩

私の表現活動、作品制作に対する考え

●表現活動・作品制作のスタンス ●「境界」という概念の追求 1.「物」から「モノ」への越境 2.「本物と偽物」、その境界 3.「絵画」の境界 4.プロセス自体の魅力、そして「超意味」 ●プロジェクト、企画、コラボレーション ●フタバ画廊でのキュレーシ…

●芸術活動・作品制作のスタンス 私は「自分自身の考え・感覚・思想・哲学」に基づいて「何ものかを現す」こと、それが芸術活動であり、表現活動だと考えています。 「何ものかを現す」には何らかの表現媒体を使わなければなりません。私は油絵科出身ですが平…

●「境界」という概念の追求 1.「物」から「モノ」への越境 私の芸術・表現活動において常に模索しているテーマとして、<境界>という概念があります。ふつう我々は、既成の「名前」のあるものについては疑いを持たずその用途や形を思い浮かべます。 例え…

2.「本物と偽物」、その境界 仮想現実が氾濫するこの時代、何が本物で何が偽物か、という尺度が曖昧になりました。それどころか「偽物」が「本物」を凌駕してしまう時代です。「モナ・リザ」の顔はどこにでも溢れ、本物を観たことがない人でもだれでも知っ…

3.「絵画」の境界 前述の「境界」「本物と偽物」とつながった形で模索している課題として、「絵画」そのものについての考察が挙げられます。 絵画は、元祖イリュージョンと言えないでしょうか。なぜならば、現実ではないのに現実に「見え」、現実にもない…

4.プロセス自体の魅力。そして「超意味」 そうした前述の写真絵の追求を続けるのと同時に、非常に私的な、断片的なドローイングを多く水彩紙などに描くようになりました。今までの作品が「視点を変えてものを観る」ことを色々な形で提示することで得られる…

●プロジェクト、企画、コラボレーション 作品制作のほかに、冒頭でも書きましたが企画やプロジェクト・キュレーションや教育なども含めて、何らかの形でクリエイティブな視点を他者に提示するのであれば、それらも表現活動の一環であると考え、多岐にわたっ…

●フタバ画廊でのキュレーション、ユニット「ウロガバタフ」の活動 1.現代美術の画廊でのキュレーション 2.作品としての画廊──ユニット「ウロガバタフ」 1.現代美術の画廊でのキュレーションpolonium以後のキュレーション活動として、2008年の3月から20…

山本浩生プロフィール

山本浩生 1978 東京生まれ2003 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業 ●個展・企画展2002 「Photo×Painting」 個展 中野 なかのゼロホール一般展示室2003 「Fruit Operation」 個展 府中 Gallery Pirka2004 「山本浩生展」 個展 銀座 フタバ画廊 gallery expec…