土曜、日曜



アラザルの献本作業。TA邸にてdhmo、andoh3、HSの五人で。そのあと呑みになるが、非常に落ち着いて穏やかな呑みになる。アラザルと云えば、容赦ないハードな酒になるのが通例だが、改めてこんな呑みも出来るんだと思う。震災以降かえってみんな落ち着いている気がする。
夜の二時半くらいまでTA邸で呑んで、それからdhmoとHSと、金の蔵に行く。朝になり、帰る。




・朝起きると、目がぐるぐると廻っている。酒がちっとも抜けていない。漠然と、「俺、生きているんだな」と思い、それから死んだらどうなるんだろうと考えて怖くなったりする。ビール三本くらいと、ウイスキーロックダブルを二杯程度で、そんなに呑んだ感じでもなかったのだが、身体がだるく、腹を壊し、宿酔。


ベローチェに行って、村松友視の『力道山がいた』を読み終わる。スポーツ評伝として非常に面白く、ぐいぐい読ませる。日本のプロレスと云うのは、こうして出来てきたんだと、興味深い。殆ど力道山と云う類まれな素質が捏ね、つき、創り上げていったいったものなんだと云う事がよくわかる。


・無性に腹が減ったので、荻窪の太陽のトマト麺にてつけ麺を食す。宿酔の腹に沁みて美味しかった。





・結局大したことも出来ずに日曜日が過ぎるが、ぶらぶら近くを自転車で回り、写真を撮影。夜の六時半ころまで調子が悪かったのだが、或る時を境に、「カキっ」と自分のなかのものが切りかわって、正常運転になったのがよくわかる。



・最近は心がしなやかになって居る気がする。やっぱり、「泰然自若」と云う言葉はいい。ひとりの時間が増えて、マイペースを取り戻せているのかもしれない。なるべく野菜を摂るようにしている。いろいろ怒らなくなってきた。この一年くらい、ずっと自分の癇癪と云うか短気なところが抑制できないことがあったりしていたのだが、ここにきて随分抜けたような気がする。食生活は大きい。こんなことで自分の性格もかわったりするのかと思う。