メモ








・安定と云うのは少しのことで狂うものだと思う。微動だにしないだろうと思っていたのだが、どうしてもそんなことはなく、揺らぐものなのだ。こうなるとブラックボックスがどんどん怖くなってくるだろうけれども、こういう時には自己を自己だと思わぬ、と云うか、自己の主体と云うのを自己で統御したり防衛したりしようとしてもどうしようもないと、預ける気持ちと云うのが必要なのだろう。上手くいっている時にはこんなことをのたまって平気だけれども、うまくいかなくなる時はやはり切実に響く。併しそういう時には日頃いい気な(ある意味ドライな)自己にばっさり切ってもらったほうが良い気もする。どちらにせよ、揺らぐ時に自己の輪郭と云うのは、意識される。
自己の欲望を、要求として出していくと、矢張りうまくいかない。併し、欲望を云っていく、と云うことは、しなければならない時もあるだろう。それが、要求、にならないのには、どうしたらいいのか。難しい。

・また、時間を置くしかあるまい。