ブルーチーズ、ねじる

・ひと月前くらいにドンキホーテで300円で買ったブルーチーズ。予想通りあまり美味しくなくて冷蔵庫の中に放っておいたのだが、ふと夜中冷蔵庫をあさった時にそれが発見され、というかそれしか発見されなかったため、致し方なくそれを酒の友とした。しかしまずい記憶があるので、あまりそのままでは食べたくない。ちょっと考えた結果、蜂蜜をかけることでけっこう美味しい味になることが分かった。シーバスリーガルをオレフォスのグラスに注ぎ、それを食べるとそれなりに至福の時になった。色々整理整頓した結果出てきたCDなどを久しぶりに聴きながら。ひとつは初めて聴いたような気がする。けっこういい曲ではないか。


・「ねじる」という作品は、銀紙をひたすらねじっていくのであるが、50cmもねじる前に指がおかしくなる。それでも無理してやっていたら、皮膚が剥離してそこに水がたまった。治るのに1週間くらいかかった。そんなわけでしばらく「ねじる」はやっていなかったのだが、解決策として百均でタクシーの運転手がつけるような白い手袋を買ってきた。たしかにそれをしたら効果があるようで、多少はよい。しかしやっぱり1mもねじらないうちに指がいたくなってきたので、今回は水が入らないうちにねじるのをやめる。この作品は少しずつやっていくしかないのだろうか。
しかもねじり続けてある程度の長さになると、どういう風の吹き回しなのか、ねじっていくたびにその前にぎゅうぎゅうねじったところが不思議とほどけているのだ。まるでいたちごっこである。「なぞる」のようにペースを掴むまではまだ至っていないようであるが、ねじる快楽もそれなりのものである。もっとコンスタントにねじりたいものである。