じぶんの幹



・二月になった。


・結果的にこの半年間、仕事を減らしてまで目標を定めてやってきたのだが、2月中旬でひとつ結果が出る。ただ、あくまでこれは結果がどうというよりも自分自身の仕事を見定められたか、という一点に関わる。それは大学入試のような「勉強」とは全く違うものでもあるので、ある程度そういうある意味幸せなことが言えるのである。どちらかというとその目標は、「就活」というようなほうが近いものである。


・仕事を減らして、じゃあわき目も振らずに、毎日コンスタントに目的に向かって行動したかといえば、全然そうじゃないし、画廊のときのように社員で働いていた時のほうが、むしろある意味そういうような行動が出来ていた気がする。どんどんこなせていたし、作品も創れていた。
しかしそうだからといって仕事を減らしたのは意味がなかったかと云うと全然そうじゃなくて、じっくりと自分に向き合ったり、いろいろ一見「無駄」なことまで悩んだり考えたりしたということで、なにか自分の「幹」のようなものが出来てきた気がするのだ。普通いろいろ考えすぎると迷ってしまって、決断できないことが多いが、それは大抵自分の「幹」がしっかりしていないからおこりうるのかもと思う。
つまりは自分の「主体性」というものを徹底的に見直す期間になったということかな。


・ある意味とっても精神的・金銭的にはキツイ、期間だったけれど。


・でも、自分の「次元」を何となく、引き上げることができたように、思う。


・作品の「質」と、自分の方向性の「芯」を得た。