異形、誠実、大胆、ずれ、恢復、整理



・ITと朝四時までさしで飲む。彼には、共通性を感じるなにかがあった。ロック畑から出てきたITと、全然ロックではない僕が、こういう風に話せていると云うのは非常に興味深いことである。



・あれだけ奇抜で大胆な服装をしていたり、長髪に髭と云う、いわゆる「異形」という恰好をしているのにもかかわらず、あれだけ皆から安心され、信用される人も珍しい。
僕が察するには、彼の顔や眼が、非常に真っすぐで誠実さを物語っており、しかも非常に頑丈で堅固な造りをしているので、非常に安定感があると云うのがまず第一点。そして、非常にまっとうで誠実そのものの、喋り方をするのが第二点。なのに奇抜なものやアウトサイダーなどにも非常に理解があり、大胆だし、自らも実践している。ジャンルを超えて広範囲に支持を受けられるのではないかと思う。一種のカリスマ的要素も持ち合わせていると思う。




・特に震災以後、人間関係など様々な綻びがあり、稀にみるほど、自らの制御感覚を失ってしまっていたが、ITと会うことで、だいぶ冷静になることができた。(人間関係以外でも、震災で受けたダメージが予想以上に大きかったのには自分でも驚く。もう少し平常心を保つことができて揺らがないかと思っていたのに、意外と脆い部分が。)



・そして今日、色々と紆余曲折あり「ずれ」が生じていた友人たちとも、しっかりと話をすることができ、この二日で、自分を取り戻せた。




・もやもや感がなくなり、モチベーションが戻ってきて、家の片づけをする。家を整理すると、さらに思考が整理される。いいかんじ。



・購入
『話術』徳川夢声 白揚社
『文学のプログラム』山城むつみ 講談社文芸文庫
『ことばのエコロジー田中克彦 ちくま学芸文庫