台風、魁皇、足が攣る





・絵画教室のブログを更新。 http://yamanonono.exblog.jp/


・台風で絵画教室が無しになったので、寝坊する。、いつもはロフトで寝ているのだが余りに暑いので朝方から下に降りて、床で寝ていたら身体が冷えてしまったのと床が硬かったのもあって、足がつってしまった。久しぶりに体験するあの苦痛。「あっつ・・・やってしまった・・・くるぞ・・」と云うように、本格的な痛さが来るまでに時間がかかるのがまたいやらしい。痛さと云うのはだいたい、「あっつ・・・やってしまった・・・くるぞ・・」などと、そのようなことを思う前に既にもう痛いと相場は決まっているのだけれど、つる痛さに関しては、「痛さが来るぞ」とはっきりと認識する間があってから痛みが襲って来るのがいやらしいのだ。
兎に角、その三秒くらいの間がおそろしく絶望的になる。そしてついに痛さが始まってくる。うわーっと泣きたくなるくらいで、ひたすら峠を越えるまで耐える。暫くはもうこのままどうにかなってしまうのではないかと思うのだが、ある時を境に急激に、潮がひいていくように痛さが和らいでくる。まだ、シンシンと云う痛みはあるのだけれど、もうここまでくれば我慢が出来るレベルの痛さである。併しまだ油断するとぶり返してしまうので、其の儘の姿勢を保って、完全に痛さがひくまでジッとして居る。



・台風なのだが未だ本格的に雨が降って居ないのでベローチェにて読書。この二三日は、鞄に本を詰め忘れたり色々忙しかったのもあって本が読めなかったので、久しぶりに熟読する。夕方、買い物。
久しぶりに大相撲中継を観る。ちょうど昨日魁皇が辞めたばかりだったので、魁皇特集が組まれていて、若き頃の魁皇から現在の魁皇までの映像を観る。同じ人がどのように変化して、老けて、どのように今のような個性にまで到達したのか。
明らかに二十八歳くらいのときには今の魁皇がもうそこにいるけれども、二十歳くらいの、幕内に上がりたての頃の魁皇は、まだ今の魁皇ではなく、ひとりの青年力士である。その頃同期の貴乃花は、既に貴花田として輝くばかりであった。魁皇の大器晩成ぶりは、こう云う風貌とか雰囲気にも解りやすく出ていた。あの、にじみ出るような魅力と味は、熟成しないと出ないものだったのだと、映像で振りかえって改めて納得した。



南行徳に行く。今日は見学。行き帰りに読書。




・購入
三島由紀夫おぼえがき』 澁澤龍彦 中公文庫
『日本芸能史入門』 後藤淑 教養文庫
『思い出す事など 他七篇』 夏目漱石 岩波文庫
『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀 新潮文庫