不定形、整体、花粉症、筋肉痛



 
水晶体と網膜のあいだに浮遊している不定形なそいつ。邪魔だけれどその糸がよじれたようなかたちは嫌いではない。むしろ絵に描きたいくらいだ。
整体というのにはじめていった。腰と尻にかけて、特に左側が痛いからだ。電気治療というのをまずうける。これで筋肉をやわらかくするらしい。それがすんでから軽く揉まれるのだが、その揉み方はテルマエロマエに登場するじいさんのような「痛い」感じでは全然なく、むしろ指圧よりも軽い感じで、掌でかるくのれんをかけられているようであった。一概に整体と云っても、全然違うらしい。
二回受けたけれども、肝心の患部は一向になおる気配がない。と思ったらやっと今日の夜、楽になってきたような気がする。しかし明日朝にはまた元に戻っているかもしれない。なぜなら朝が一番痛いからだ。
痛いだの眼がみえにくいだの胸が痛いだの背中が痛いだの、いろいろガタが出ているみたいだ。眼はともかくとして、後の「痛い」は、たぶん花粉症のくしゃみで普段使わない筋肉が痛んだものだと思う。