良いお年を!!



今年、色々なことが自分にはあった。



・1月から6月までは、一年半勤めた「フタバ画廊」を無事閉廊させるためになんとか努力して、無事創業以来42年間の幕をおろす事までこぎつけることができた。画廊のオーナーも89という高齢だったため綱渡りだったけれども、スタッフ三人で何とか協力し合えて終わらせることができたというのは大きかった。
個展やグループ展に参加してくださった作家さん、そして毎週のように観て下さっていたお客様、大変有難うございました。


・2月には自分の企画した三人展に自分も参加。
・7月は画廊の残務処理とか、自分の身辺建て直しとか、家の整理だとか、毎日のように役所に行っていた。
・8月は個展に向けて集中して制作、9月5日から22まで個展
・10月、11月は批評紙「アラザル」の原稿執筆、編集、校正、など総合的に制作に携わる。
・11月、12月は、中盤以降たてなおし、集中して制作。来年2月中旬の目標に向けてベクトルを定めることが出来た。



さて2010年はどうなるのか。テン年代はどうなるのか?
今年振り返ってみて、実感として気づいたのは、自分は「今、現在おこっている物事」についてなるべく見ないふりをしてきたような気がする。しかしアラザルのメンバーを観ていると、「現在」も、まんざらじゃないなあと思える。来年は、もうちょっと「今起こっていること」について目を向けてみよう。そしてどんどん参加してみよう。行動してみよう。
しかし、まずは2月中旬にむけての目標ですな。


ちなみにきのうエクス・ポナイトで、今年気になった物事を10上げてみろといわれて、苦し紛れに挙げたのが以下のこと。みなさんはどういう10をあげますか?


良くも悪くも個人的に引っかかる、2009年10トピックです。

平山郁夫古橋広之進森繁久彌 昭和妖怪天皇系の死。
山本山という存在(新入幕・十両転落)
・アートフェアの乱立、分散細分常習化
・貸し画廊の本格的没落
・イベント・ワークショップ系アートの隆盛
ネオテニー・ジャパンと引込線の対比。
佐々木敦『ニッポンの思想』が世に出る
荻窪「鳥もと」駅前からなくなる
・STUDIO VOICE休刊 
・マツコデラックスのメジャー化
・やっぱり『1Q84』があんなに売れたこと


ま、ほんとに個人的に気になったな選択です。実感としては、焼き鳥屋・荻窪「鳥もと」が駅前からなくなったのは一番痛いです。ある意味クラシック喫茶の名店・中野「クラシック」がなくなった以上の衝撃でした。
そして、マツコデラックスは今年、さらになにをしでかしてくれるのか、楽しみです。彼(彼女?)くらい本音で自分の主張を矢面に立ってびしばし言い続けている人はいないんじゃないかしら。怪人才人とは彼女のこと。それであそこまでメジャーになったのはすごい!ナンシー関のスケールを越えられるセンスと大きさがあります。全然テイストは違うけれど、ぶっちゃけ系では、爆笑問題の大田レベルにまで行ってもらいたいですね。


それでは、みなさま良いお年を!!!