作品制作のスタンス



・自分のなかにある内的な不定形なもの、植物的に生長しているもの、ぐにぐにもやもやしているもの、を取り出す作業。気を入れて、集中して、取り出して形にすると作品になる。それが溜まったままだと、なんだかイライラするのである。気がつくと、もどかしい思いをしているのである。しかし取り出しすぎると、もやもやしなくなるので、描かなくても済む。無理やり描くと、とたんにつまらなくなる。必然性が無いからなのだ。意識とか技術ではそこは如何ともしがたい。


・でも、それがたまらなくなるのではないか、「枯渇」するのではないかというようなことは考えたことも無い。それがなくなったらなくなったで、何か外的なものの刺激をどんどん吸収したり、面白がるような方向になっていると思うし。というよりも、そういう時期もあるから。


・そういう作業は、勿論読書をしたり、または表現媒体としては「写真」だったり「文章」だったり、キュレーションだったりしがちである。いや、「文章」は、そうでもなさそうかな。これはやっぱり内的なほうにもかなり足を踏み入れているよな、自分の場合。


・何かを「編集」「構成」する作業は好きだ。