明るく青白くそして透徹した恐怖感



・ふと目覚める。寝室の天窓から明るい青色の光が、白い壁に照らされている。ああ、もう朝の六時くらいだな、と思ったらまだ三時四十分だった。天窓のガラスはすりガラスになっているけれど、青白い光がすりガラスの先から分散して拡張しながら猶も、強く透過している。ああ月か。と思ったのと同時に、余りにも明るいので怖くなり、天窓のガラスを開けることなく、布団にもぐり、朝を迎えた。浅い眠り。