展覧会



・浅沼千安紀の六人展に行く。相変わらず非常にチャーミングで素敵な、そして上品で、古典的な中にも新しさが織り込まれた、名品ばかり。
http://web.mac.com/chiakiasanuma/iWeb/Site/5F4563DC-42CB-430A-A0C8-0A4AF417EC15.html
ガラスや陶器の世界でまちがいなくベストにグッと来る作家さん。
小曽川瑠那や梶木菜穂も非常に素晴らしい作家さんです。品があって、古典的な中にも新しさがある。
http://runaglass.web.fc2.com/
http://www.inax.co.jp/gallery/ceramic/detail/d_001436.html

今井ちひろ、佐藤イチダイ、長雪恵、高梨麻世の4人の知り合いが出している展示に行く。
http://www17.plala.or.jp/san-ai_gallery/
今井ちひろは、絵で常に十全にだしきっている。絵があってじぶんがある、じぶんがいるから絵がうまれるのだ、というくらいに。惚れ惚れするような青や黄土色や、ロマンティックな形態(でも爽やか。さりげないのに、厚みや味もある)。じぶんの世界にいつでも飛んでいけるというつよさ。
佐藤イチダイの絵は、ぐにゃぐにゃしていて、一見ナイーブにみえるが実は全然そうでもないという図太さがある。色々感じていて、でもそれを一回頭の中でこねるだけこねてみて、それをまた「説明」しているかんじ。しかし「説明」の作業はいらないのではないかとおもう。こねているところ自体が絵に定着できれば、一段階も二段階も面白くなるのではないかとおもう。
長雪恵は、今回はペン画を多く観ることが出来た。長の絵を観ているといつもこう感じる・・・あっけらかんと、ああいう風に提示されてしまうと、ふつうはナンセンスだと思ってしまうものでも、あー、こうなっちゃうと、ありだっていわなきゃいけないよなー、と思わされてしまう強さがある。そのうち、うんうん、やっぱありだよなー。ありえないよなー。すげーよなー。と素直に思えるようになってくる。
高梨麻世の作品は、リピートと組み合わせのなかで、少しずつ着実に変化していっている「流れ」がある。ものすごく安定していて、着実に、あゆんでいる。ものがたり=色彩が断片的に組み合わされている。高梨が小説を書いてみたらどんなふうになるのだろう。このひとは、一体激したりすることがあるのだろうか。それとも常に安定しているのだろうか。このひとはどのような気持ちでこの絵を描いているのだろうか。いろいろ気になる。
ギャラリー58柏木奈穂展に行く。 http://www.gallery-58.com/
綿布のよさを少しずつ引き出せてきつつある。バランスも感性もあるので、もっともっとぶっこわれるといい。ナイーブなのがいいのだが。でもやっぱりあえて。だからこそ。これからこれから。神戸出身ということだが、神戸や兵庫の人は、芸術的なことに関心がある人が物凄く多いような気がする。ギャラリーのオーナー母娘や柏木さん、SKなどと短期間のうちにけっこう刺激的な会話をする。


・T連絡あり。Tと飲む。彼とはご近所さんなので大体うちでのむのだが、久しぶりに外でぱあっと飲む。荻窪の地鶏やさん。美味しい。ぜんぶ美味しい。ビールの注ぎ方超上手い。店の人が何故か僕のことを覚えてくれている。さらに家でのみなおす。酔っ払ってこないだ買った超お気に入りのカップニ脚のうちの一脚を早々と割ってしまう。非常にショック。かけらがまだ完全には見つからない。

・でも久しぶりに平穏な心持で暮らせている。なんか抜けた。どうせまたしんどくなるかもしれないけれど、とりあえずこの気持ちだ。やっぱり穏やかで、いい。

・大学の学食、ビーフシチューを食す。安いし如何にもお金をかけていない味だけど、非常におおまかな方向性としては間違っていない味だ。SYがいたので一緒に食べる。

・dhmoと久しぶりに話す。