曇天模様の空の下の原稿書き



・曇り空。ちょっと空気も冷たく、日が照っていない。三時過ぎだと云うのにもう暗い。雨がふりはじめそうだ。併しそう云うようなときはかえって家に籠ってアラザルの原稿などを書くのにうってつけの日和である。余りに良い日和だと日中外に出ないと時間を無駄にしたような感覚になって、たとい家の中で集中しようとしても全然ダメだったりするので、今日みたいな日和はちょうどいい。ただ、そう思えば思うほどなんだか気張りすぎて書けない。いったん書き始めたから大丈夫かと思ったら、まだしっくりこないかもしれない。こういうときは思いっきり気つけ酒を呷ってから書いたらいいのかもしれない。


・と思って夕方、家に残っていた日本酒を飲み干したら、この季節にもかかわらずなぜか花粉症が再発。あまりに酷くて、三時間くらいずっとくしゃみと鼻水の嵐だった。なんかアルコールと花粉は影響しているのだろうか。それにしても今日は雨だったのに。(前述の文章からまもなく雨が降ってきた)。夕方KHから連絡あり。駄弁る。

・久しぶりに一人の時間。しかし馴れないのでなんとなく腰が浮く。風呂掃除を敢行。風呂がきれいになる。まったくなにやってんだか。



・YHに電話したところちょうど夜東京に来ると云うので、話すことになる。





・購入
『晶子曼荼羅佐藤春夫 講談社文芸文庫
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