銀座、アートフェア、長電話




・ギャラリー58での三浦健展は、非常に素晴らしい出来であった。兎に角あれはいい。小品が特に良い。ギャラリーが「新世代への視点2011」で、企画展にして二週間開催なので、未だあと一週間のこっているので、行ける人は是非。八月六日まで。貸画廊が若手に企画するだけのことはある出来である。 http://www.gallery-58.com/


・アートフェアは、二流の画廊にはまだまだ五秒で割り切れる「プレゼンアート」と「筋肉増強剤的凄いです絵画」が横行していたけれど、一流の画廊の一部には、一時期の、無駄に羽振りの良い感じではなくて、落ち着いて思索的な絵が徐々に出始めているような気がする。「絵」の前に立って、普通に色々思索できるような絵画が、何年か前よりもほんの少しだけだけれども増えてきたような気がする。これは僅かながらだけれども良い兆候のような気がする。昨日百円で買った『インタビュー』(画廊に勤めていた時、其処の本棚でやけに目立っていた本でもある)の筆者の安東さんがじぶんのギャラリーのブースのデスクに座って居た。出している作品はあまりぐっとくるものではなかった。ただ、ここのギャラリーの篠塚聖哉さんと云う作家さんの絵は、非常に重量感あって味のある骨太な、併しすっきりと、はりのある、速度ある絵を描くので、好きである。


・夜、ama2k46と長電話。お互い大変だけれどもやれることをやっていくしかない。