暑い中で食べる鰻、雨夜の現代音楽




・風景画教室、晴れて暑い。今日は上野の国立科学博物館。終わった後に、鰻で有名な伊豆榮梅川亭に連れて行ってもらう。非常に混んでいて壱時間も待ったが、待ったかいがあって、その鰻の味はやはり常ならぬ美味しさであった。あっさりと脂っこくないのにぷりぷりして弾力性があり、引き締まっているのにやわらかく深みがあり、上品な逸品である。外の間で食べたが、周囲に人工の川が流されていて、宛ら露天風呂に入りながら鰻を食している気分であった。上野のど真ん中で旅行気分。とんかつの蓬莱屋や上野精養軒よりもお値段に見合う美味しさだと思う。韻松亭も美味しいけれど。  http://r.gnavi.co.jp/g063801/



荻窪に帰ると豪雨。三十分くらい駅の出口近辺で立ち往生。併しちょうど読んでいる本が面白かったので、そんなに時間は気にならず。雨がやんでからベローチェで読書。帰り道、書店にてama2k46紹介の『ワシントンハイツ』を購入。帰宅後パスタを作り、大河ドラマを観る。その後、ama2k46紹介のシュトックハウゼンを流しながら『ワシントンハイツ』を半分くらい読む。時々雨が降る。シュトックハウゼン、雨がしとしと降っているときに聴くと、非常に心がすっとする。ペーター・エトヴェシュの指揮、ケルン放送響、オーケストラ曲《グルッペン》と《プンクテ》。


・昨日と今日、二日間やって居た近所の神社でのお祭りの音が、非常に愉しい。一日中、かなり派手にやって居る。かなり激しく太鼓を敲いたり、延々となにやら叫び声を挙げたりして意外にも本格的。篠笛もどうやら本物っぽい。しまいにはオペラ歌手のような声もきこえれば、カラオケもきこえる。結構ごった煮で愉しくやって居るようだ。僕の家ではシュトックハウゼンと、時々コラボレーション。



大河ドラマは、漸く江に深みが出て来る。前から成長しないのは気になっていたが、冷静に考えてみれば、今の時点で江はやっと二十四歳くらいなのだ。秀忠に嫁いだ時点で二十三歳、対する秀忠は僅か十七歳。なんと江が信長とか光秀とかけあったりしていた時は未だ八歳か九歳。そんなときから上野樹里に演技させていたのだから、それは無理があったはずだ。やっと納得できる。


・土曜日、kkと久しぶりにskype




・購入
『ワシントンハイツ GHQが東京に刻んだ戦後』 秋尾沙戸子 新潮文庫
西国立志編サミュエル・スマイルズ 中村正直訳 講談社学術文庫
大和朝廷上田正昭 講談社学術文庫
『アラスカの氷河』 中谷宇吉郎紀行集 渡辺興亜編 岩波文庫