・新築の高級高層マンションのフロアに居る。ガラス張りの部屋で、空調も完備されているような、そして「マホガニー」という言葉が似合いそうな床。そんな高層マンションの窓の外の風景は、そんな最上階ではないせいか、座りながらでも、ちょっと向こうのビルや、遠景が見える。そんな風景をぼうっとみていた僕は、風景がわずかに動き出していることを知る。気のせいだろうと思っていたのだが、そんなこと思っているうちに、風景はみるみるうちに、ぐるぐるぐるぐる回転しだした。しかも音もなく回転している。
「ああ、これは大地震だな。でもこのマンションは免震構造だときいているから、必要以上に揺れやすくはなっているけれども、それがかえって安全なのかもしれない。現に、音もしないで滑らかに風景は移動しているではないか」と思う。しかし、「あんまり回転したら、ここはちょうど高層マンションの中程の位置にあるから、ねじれちゃう位置にあるんじゃないか」とも心配になってくる。回転は、一旦収まり、今度は逆方向に回転しだす。
とりあえず床に伏せているが、まずは階下に降りなくてはと思う。
気がつくと、階下に下りていて、一階のロビー・フロント(マンションというよりもホテルのような)のところに繋がる廊下のところで匍匐前進している。階下だからか、いまだにグルグル回っているのが今度は実感としてわかる。僕と同じように匍匐前進していた子連れのママが、「水のみ場はどこでしょう」と、問いかけてくる。それに僕は、「こんな状況ですが、もう少し前進したら、ロビー・フロントのところにでます。そうしたらそこを横切った先のところです。」という。



・何かすごい武道館のような建物で、校内集会みたいなのに出席している。休憩時間が来たので外に出て、飲み物を頼みながら談笑している。ふと、もう時間がないので集まってください、というアナウンスが流れる。急いで駆けたら、ぎりぎりだった。「そうでなかったら、飛行機搭乗の時間に乗り遅れるところだった」と思って、一安心する。



・最新設備の図書館で、エスカレーターから降りて、あるフロアにたどり着く。そこには幼馴染のK君がいて、あとから母親が同じエスカレーターで降りてくる。K君と話していて、あとから母親もK君と話し始める。