メモ



・繰り返しになるけれども、強くこれは銘記しておかなければならない。
「ありきたりなこと」とか「もう誰かがいっていること」とか、新しいものではないもの、だと思われている事柄に対しても、あくまで自分自身の課題であるならば、追求していくことというのは、真摯な態度なのではないか?


・「絵画は死んだ」と歴史上だれかがいったからといって、それは「ロジック」としてそうなったとして、じゃあ、絵画は死んだか?いや、死んでいない。


・一見目新しいものでも、ほんとうに「新しい」のか疑ってみるべし。一見別に普通のことを言っている、なんでもないあたりまえのような事柄でも、今一度考えてみるべし。


・ほんとうに当たり前のこと、ある人にとっては新鮮味のない課題だったとしても、その人にとってほんとうに新鮮な課題だったとしたら、追求すべし。その人にとっては、知識云々の問題では割り切れないから、考えざるを得ないのであるから。そして、考え続ければ、必然的に順列組み合わせと云うか、既成の定説からずれてこざるをえないのだから。そのときはどんなに凡庸なお題にみえたとしても。

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・いままでは詩的な事柄について、たぶん自分はとても疲れていた。しかしながら、今はそんなに疲れずに読めるかもしれない。


・自分の書いた詩的な文章は読めて、他人の書いた詩的な文章は読めない症候群。しかし自分の書いた詩的な文章は理解してもらいたいといった、極めて自己中な態度。他人の「詩」は理解するんじゃなくて、感じるんだってこと。


・他人の書いた文章を、自分の文章だと思って読んで、なかなかいいこと書いているな自分、と思ったら、他人の文章だった!!


・何ヶ月まえのことをふと思い出す。いや、ほんの一ヶ月くらい前までのことかも。しばらく忘れていた。なんだかずいぶん自分は「みえて」いなかったのだな、と。相手にも悪いことをした。