最終授業、宇宙戦艦ヤマト、健美菜館



・今日は専門学校今年最後の担当授業。デッサンの集大成的な意味合いとして三週かけて大きなデッサンを描かせる。練習というよりは、作品的な意識をもって挑んでもらう。


・専門学校に行った後、母親の誕生日ということで新宿で昼食をとったあとに、「ヤマト」を観にいった。原作の宇宙戦艦ヤマトを全く観たこともなくていきなり実写版もどうかと思ったけれども、親父が親子三人の券を買ってきたのだし折角だから観る。さすがに何も観たことがない人でもすんなりと状況や筋が把握できるようになっていて、3Gの威力などはすごかったけれども、筋を判りやすくされようとするあまりあまりに性急にいろいろ事が進みすぎていて、紋切り型の表現で済まされている台詞や部分が多すぎるのではないかと思った。しかし純粋な娯楽と考えればもちろんそれなりに愉しめるし、役者はさすがに一流どころばかり集めているのでそんなにはずれはなかった。しかしそのなかでもやはり山崎努の演技は素晴らしい。どんなことにも動じず冷静で威厳があり、時には冷酷にみえる程の判断も辞さない老艦長沖田十三。これは見事にはまり役だった。ほかに西田敏行なんかもさすがだったし、池内博之演じる斎藤も印象に残る活躍であった。キムタクはやはりいつものキムタクだったけれど、不思議とこの人は観ていて辟易しないし、たいていどのドラマとか映画とかでも感情移入できる。あまり飽きない。人気が長く続くのも理解できる。


・そのあと家族で高島屋タイムズスクエア十三階にある「健美菜館 麗花仙」へ行ってくる。 http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13040343/
全体的に薄味だったが、かえってそれがしつこくなくて後味もさっぱりで良かった。特に両親のように年を取っている人にはそれが嬉しいみたいだ。紹興酒がとても美味くてどんどん進んでしまった。紹興酒に干し梅干を入れて飲むところなんかもなかなかオツで、とてもいい感じに酔える。