贅沢と自信、不安と節約。整理整頓




・グループ展にむけて暇があれば制作していることが多かったので、だいぶ部屋の中が荒れていた。
大々的に片付けをしてみる。三日間かけて部屋をくまなく掃除。まだコンロとかは汚いままだが、漸くスッキリした感じになってくる。


・Mが風邪かなにか、熱を出したりして寝ている。夜になって調子が良くなってきたので、荻窪へ出る。ジョナサンでビフテキを食す。



・グループ展の期間を含めて、随分また贅沢な生活へ戻りつつある。貯金も日々減っていくのだが、最近はあまりそれにびくびくしなくなった。それはいいことなのか悪いことなのか。ほんとうにお金がなくなれば、ちょっとまたあたらしい働き口を増やせばいいことなのだ、と割りきれるかどうか。
最近は漸く暖かくなって、身体の調子もメキメキ良くなってきたので、たぶんそれでびくびくしなくなってきたのだろう。グループ展と云うひとつの山を乗りきったので、「やろうと思えばできるんだ」と云う自信がまた出て来ているのだろう。それで、ちょっと気が大きくなって、贅沢。


・まあ、どっちにしろお金は直ぐになくなるので、またすぐに節約しなければなるまい。





・グループ展の感想をknとandoh3が書いてくれている。
http://d.hatena.ne.jp/kurokawarcanaoki/
http://d.hatena.ne.jp/andoh3/





・購入
『時の震え』李禹煥 みすず書房
『絵画社会学素描』1〜4 倉橋重史 晃洋書房
『うそつき―うそと自己欺まんの心理学』チャールズ・V・フォード 草思社
『講談 戦國志』中野元 G.B.Company




・この頃だいたい百円〜三百円の間でしかほとんど本と云うものを買ったことがなかったのだが、久しぶりに『時の震え』に2300円も出して買ってしまった。もうちょっと粘り強くいろいろ探せばもう少し安く買えたかもしれないが、立ち読みしたところ、あまりに魅力的なエッセイがつまっていそうだったので、買ってしまった。もうちょっと早く手に入れるべき本だったことは確かだし、まあよしとしよう。




・『絵画社会学素描』も、題名からして、魅力的ではないか。絵画を社会学で素描する。興味深い。じっくりよんでみたい。


・『講談 戦國志』 etc.歴史ものに就いて
最近他愛のない歴史もの(特に戦国時代とか)が読みたくなってきた。アラザルの文章とも、絵画作品制作とも殆ど関係のないかんじが良い。純粋な娯楽に近い。昔は異常なまでにそこらへんのものが好きだったのに最近はとんとご無沙汰している。久しぶりに読むと、なんだか人名がやたら多く出て来てややこしい。昔はそういうような人名を何千人と憶えるのが快楽だったが、今はなんだかめんどくさくなっているのに気付く。
そう云う込み入った人と人の関わりを把握したり記憶したりするよりも、大きな「話の筋」のほうを読みとるほうがスムーズになってきている。年取ったなあと思う。