タイ料理、電子レンジ、写真




・昼、南行徳のドトールで食事。新しい仕事の研修が有る。そのあと東西線に乗って荻窪に帰り、夜OTと中井で食事。中井の駅前のタイ料理屋、「サワディー」。雰囲気も本場っぽいし、味もタイで食べているようで美味しかった。ちょうどタイのような蒸し暑さだったからなおさら美味しく感じられたのだろう。http://r.tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13012215/   
前回食べた中国家庭料理喜楽も本格的。両方ともジャパンナイズドされていない味。中井は完全に新宿、新大久保文化圏なんだなと思った。西武線と云うよりも。http://loco.yahoo.co.jp/place/1f24556fd6be7eb713f7833da9c35d12639aaea5/?prop=search&ei=utf-8&q=%E4%B8%AD%E4%BA%95&p=%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%96%99%E7%90%86
中井って、意外と美味しいところがあるではないか。併し中井の食事情は、OTによれば、「選択肢がない」。美味しくても、毎日おなじところだとやはり飽きるわけだ。


例によってOTが留学すると云うので、前回の本やCDに引き続き、電子レンジを呉れた。それを持ちかえる。壊れていた矢先だったので、助かる。前の電子レンジはNKが呉れて、今回はOTが呉れた。





・写真を毎日撮って居ると、段々と前も撮ったようなところや構図が増えて来て、それでも前よりも良い写真を撮らなければなんて云う考えが増えて来ると、苦しくなってくる。併し、それにも関わらず写真機を常に持ち歩いていると、やはり新鮮なモチーフや動きなどが出て来る。季節によっても違うし、日の当たり加減や天気によっても、おなじ場所でも全然違う場所にみえたりする。考えてみれば、植物でも日一刻一刻変化しているわけだし、人物や動いているものなどを撮った場合、全く同じものなど殆ど絶対と云っていい程撮れないわけだ。道理で、何万回シャッターを押し、先のような考えが浮かんできたとしても、まだまだ新鮮な悦びがあるわけだ。
大事なのは、「じぶんの世界」を創るのではなく、その時に何かを面白いと思える嗅覚、それを如何に敏感にさせるか、と云うことであろう。最初に、斯う云う風なのを撮ろうとか良い写真を撮ろうとか思って行動していくと、途端に行き詰ってくる感じがしてくる。まあ、そう云う考えも全くないのは困りもので、大まかな方向性と云うか、ベクトルはしっかり認識しておいた方がいいと思うが、要するに余りにじぶんの理想の具現化をしようとしすぎるなと云うことではないかと思う。絵とかも同じで、ある程度出来てくると、絵自体がじぶんじしんから離れていって、ひとつの方向性を自律的に持ってくるのである。その時には、しっかりその絵自身の声を聞いてあげなければならない。じぶんの理想の押し付けばかりでは駄目なのではないかと思う。恋愛とかも同じかもしれない。写真でも絵でも恋愛でも人間関係でも子育てでも教育でも、ついつい執着しすぎると云うのは、やはり問題なのかもしれない。
ある程度行動し、その結果具体化してきたら、今度は統御しすぎないで、それそのものをみとめる、その声をきく、と云うこと。
なかなか難しい。





・購入
『日本の美術―心と造形』 田中日佐夫 吉川弘文館