理解










・台風の影響で一日風強し。併し殆ど雨は降らず、日中は太陽も出る。夕方から夜にかけて頭痛。多分ベローチェの冷房で冷えた為。


中井久夫の『徴候・記憶・外傷』を読み終わる。この本は、ほんとうに感動した。いろいろ本を読んでいるけれど、感動すると云うことはなかなかめったにない。これは、僕が日頃、言葉にできなかったことやもどかしく思ったこと、考えあぐねて居たことや悩んでいたこと、そうしたかったこと、疑問に思っていたこと、何だかそのようなものがいっぺんにクリアになるくらい素晴らしい本だ。
スキゾフレニーとかパラノイアとか、徴候とか、そう云う言葉を何気なく使っていたけれど、この本で、ものすごく、ああこういうことだったのか!!というふうに地に足が着いた理解ができた。それと、記憶の構造等を筆頭に、人間の知覚と云うものが此処までかと云う位クリアに実感として理解できた。
しかも共感と云うものがどういうものか、人間関係や人間の気質とか、行動原理とか、まさに「身体的」に深まる不思議な本。







・午後、ama2k46が態々メールくれて、ブログにアップされた作品を褒めてくれる。KNやdhmo、SMも褒めてくれる。


・夕方、末広町。「アーツ千代田3331」にて行われているグループ展のオープニングパーティーに行く。そこでは池田拓馬が出品していた。私が横浜で北仲WHITEと云うクリエイタ―ズビルでポロ二ウムと云う団体を主宰していたとき、主要メンバーとして淺井裕介とともに一緒に活動して居たのが池田拓馬である。久しぶりに池田に会い、その友人と軽く中華で呑む。久しぶりに美術話をする。








購入:
クオ・ワディス』 シェンキェーヴィチ 木村彰一訳 岩波文庫全三巻
『歌舞伎手帖』 渡辺保 講談社
『ぎんざ1982』 株式会社日本リクルートセンター
『熱血小説 宇宙戦艦ヤマト』 西崎義展案、高垣眸
http://blog.livedoor.jp/benirabou/archives/51394523.html#
『BACH』 A.シュヴァイツァー 浅井真男、内垣啓一、杉山好訳 白水社(上巻のみ)
『最終講義 分裂病私見』 中井久夫 みすず書房
『ANOTHER NOTE ロサンゼルスBB殺人事件』 西尾維新 原作:大場つぐみ小畑健 集英社