パソコンが壊れたり映画を観たり初授業だったり。






・水曜、鎌倉。パソコンが壊れる。木曜、大学の授業初日。いい感じ。夜、WHから連絡あり、横浜にそのまま直行。WHをはじめ、KT、SA、YE、NK、TT、と素晴らしくこころおきない食事会。WHと夜が明けるまで話す。馬車道の暁と曙。こんなに愉しい酒はそうめったに呑めない。金曜、アンゲロプロス≪蜂の旅人≫を観に北千住の東京芸術センターまで。今まで観たアンゲロプロスの中では比較的凡作に近いような気がしたが、またそれが、それだからこそよかったように思う。或る意味ではあれはあれでひとつの方向からは、もっとも抽象的な作品だったような気がする。好きと云えばこの作品はおおっぴらにはいいたくないけれど、やはり内的に、好きなような。アンゲロプロスのほかの映画では観られないような未完成な部分が意外と多いかも。それにかえってほっとさせられるのだ。若々しさと老成した肉体と精神、鬱屈と爆発。過去と現在、瞬間と追憶。北千住から三ノ輪まで歩き、其処から都電荒川線。終点の早稲田まで乗り、降りたところにある油そば屋で啜る。ちょうど外は雨が降り始めて居る。KTに、昨日落とした手帳を探してもらう。荻窪に戻ると干していた洗濯物が少し濡れている。もう梅雨入りかもしれない。土曜朝、父親と新宿に出向き、パソコンを択ぶ。父親はこう云うパソコンや機械が非常に好きなのだ。いきいきと何時間も飽きずに付き合ってくれたし、こう云うものを観ているときの父親は非常に愉しそうである。ネットブックからきちんとしたノートパソコンに買い替え、windowsXPからwindows7に替わり、安くなると云うのでPocket Wifiにしてみた。非常にネット環境が良くなる。今まで我慢していたことで何十時間無駄にしていたのだろうと思う。






・購入
芸術の森の中で』 山本正男 玉川大学出版部
『禅と日本文化』 柳田聖山 講談社学術文庫
『韃靼』 衛藤利夫 中公文庫
『俳句』 阿部宵人 講談社学術文庫
『諷詠十二月』 三好達治 講談社学術文庫
『基本季語五〇〇選』 山本健吉 講談社学術文庫
『病牀六尺』 正岡子規著 岩波文庫
『仰臥漫録』 正岡子規著 岩波文庫
芭蕉庵桃青』 中山義秀 講談社文芸文庫
『大相撲支度部屋』床山の見た横綱たち 小林照幸 新潮文庫
『ベン・イェフダ家に生まれて』 デボラ・オメル 母袋夏生訳 福武文庫
『一禅者の思索』 鈴木大拙 講談社学術文庫
『現代倫理学入門』 加藤尚武 講談社学術文庫
『臨床に吹く風』 徳永進 同時代ライブラリー