メモ







・土曜、今日も変わらず青空に酷暑。昼下がりに散髪に行ってくる。やはり切ってもらうと精神的にもだいぶ明るくなる。今までは短く切り過ぎていたので、あまり切り過ぎず整えてもらう。ここのひとの指圧が非常に気持ち良いのである。身体の芯までぐっと整えてもらえる感じである。力が強いのにもかかわらず揉み返しはきたことがなく、さすがである。世界が明るくなった気がする。夜、写真整理や仕事。


・金曜、写真を撮影する以外は特に何もせず。たまにはこう云う日も会っていいのではないかとも思う。何かにいつも追われているような感覚があるので、なかなかこう云う日はやってこない。仕事も趣味もリンクし、幅広く手を拡げていると云うこともある。夜、ama2k46から送ってもらった映画≪ヨーロッパ≫を観る。



・木曜、千駄木に専門学校で教えている学生のグループ展があったので、行く。一時間程度在廊したあと、銀座へ。作間敏宏展。ちょうど作間氏が在廊していたので久しぶりに少し長く喋ることができる。近頃の美術の状況などを作間氏なりの視点から訊けたのはとてもよかった。このひとの作品の実力と完成度はとてつもなく高い。日本でも指折りの現代美術家だと思う。
六時半頃、同じく銀座の坪井麻衣子展へ。坪井氏は、フタバ画廊在職当時にも展示をやってもらったりして、なんだかんだで仲が良い。このひとの絵は、いっけん平凡な風景や半具象絵画なのであるが、観ればみるほど、ミクロな視点での感受性が非常に凝縮されていて、いつまでもみていたくなるような絵である。小さな作品は、愛でる、と云うことばがぴったり来るような佳品ばかりである。そして、大きな作品はなお素敵である。画廊終了後、彼女の友人のSKと三人で、銀座の首都高速下に在る「魚や一丁」で呑む。主役もとても機嫌がよくて、短いながらもとてもいい時間になった。





・購入
『われよりほかに』谷崎潤一郎最後の十二年 伊吹和子 講談社
三島由紀夫論』 小杉英了 三一書房
『参禅入門』 大森曹玄 講談社学術文庫
今村均回顧録』 昭和軍事史叢書
『人さまざま』テオプラストス著 森進一訳 岩波文庫
『天使』 佐藤亜紀 文春文庫