吉祥寺








・墓参り/鬼怒川温泉/佐野/足利 日常写真UP
http://d.hatena.ne.jp/yamamomomo5371/20110908/1315999795


・専門学校の学生の、僕の授業での作品をupしました!
・鎌倉絵画教室の作品もup!
http://yamanonono.exblog.jp/





・今日はゆっくり睡眠を摂り、午前中ベローチェに行き、予定をたてる。午後は朝ドラを観るためにいったん家に帰り、また外出。自転車で西荻窪遊工房、そのあと吉祥寺へ赴く。Ongoingのグループ展を観る。七十年代生まれの若手アーティスト中心の流れであるOngoingであるが、けっこうインスタレーション系の作家を中心に構成されている。冷たい紅茶が出て、嬉しい。
Ongoing
http://www.ongoing.jp/
遊工房
http://www.youkobo.co.jp/




藤井書店、バサラブックス、よみた屋に寄る。藤井書店は、確かに掘り出しものはあるし、全般的に値段は安いのだけれど、何せ本の状態がよくない。何でこんなに良くないのだろうと思うほど、ことごとく本がぼろぼろしている。普段僕は殆ど本の状態など気にしないのだけれど、全体的にいちいちそんな感じなので、不思議である。バサラブックスに行く。店長セキネさんと十五分くらい話す。オーナーが音楽好きらしい。最後によみた屋に行く。ここも良い本屋さんだ。たとえば朝日選書で出版されている芳賀徹の『絵画の領分』とか、宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』他、色々ほしい本が手ごろな値段であったけれど、最後に寄ったため、それでも金欠で買えず、残念。やっぱあの値段だったら、買っちゃえばよかったかな。少し貧すれば鈍す、と云う感じになってしまったか。
藤井書店 
http://www.kichijoji.biz/S47605.html
バサラブックス
http://basarabook.blog.shinobi.jp/
http://blog.kichimani.com/?eid=267243
よみた屋
http://www.good24.jp/shop/h256.html





林道郎氏がプロデュースし、林氏の奥さんが店を切り盛りしている感じのA-thingsという画廊兼セレクトショップがあったんだけど、なくなっていた。後で調べたら少し移動してまた始めるらしい。作家も奥さんも其処にいる人たちも、やけに無愛想で、極端に内向きで閉鎖的な雰囲気をびんびん醸し出している。それがモダニズムの選民主義のようで、ちょっと残念である。林氏じしんはA-thingsでお会いしたことはない。林氏は、ムサビでも習ったし、たまにフタバ画廊にも来ていただいたりもして、飄々とした良い感じの爽やかな雰囲気を纏った人で、授業も判りやすくて愉しかったのだが、どうしてこうなってしまうのだろう。そう云えば、授業の時も、授業自体は愉しかったのに、林氏をとりまく周辺で、ちょっと狂信的なひとがいて、場を支配していたのを思い出す。
A-things
http://www.a-things.com/






上林暁の「聖ヨハネ病院にて」と云う短編小説がたいへん良い。主題も、シチュエーションも、ちょっと江藤淳の「妻と私」をおもいだす。
「小便小僧」と云う短編も、子供のネション便に悩まされ、子供のネション便の感触に恐怖と哀愁を感じているところなど、まさに体験しているようなリアルな肌ざわりなのである。寝る前などにぼちぼち読んでいるのだが、まさに私小説の真髄と云う感じ。長くじっくり付き合っていきたい作家である。








・購入
荒川修作の軌跡と奇跡』 塚原史 NTT出版
『即興の解体/懐胎』演奏と演劇のアポリア 佐々木敦 青土社
『還暦の鯉』 井伏鱒二 講談社文芸文庫
『わが井伏鱒二/わが横浜』 寺田透 講談社文芸文庫