引用・切抜

『絵画の準備を!』

マイケル・フリードはむしろグリンバーグ以上にコンヴェンションということを強調します。絵画はコンヴェンションの再組織化であるというようなことをいっている。これはスタンリー・キャベルからきているともいわれるけれど、もっと素朴にT・S・エリオット…

耳が治る

・昨日一日ずっとおかしかった耳が正常通りに戻る。寝ると云うのは凄いことだ。身体を全て調整するのである。更新されるのだ。休むと云う事の大切さを改めて知る。夕方、副職。 ・ラッヘンマンは、ほんとうに集中して音楽をきけばきくほど磨かれた魅力が出て…

中井久夫 『隣の病』 P108抜粋

人間の思考や感情や意志あるいは行動というものには、いずれも、二つの方向性がある。すなわち、「まとまろう」とする統一的方向性と「ちらばろう」という分散的方向性とである。そして、そのいずれの方向性も、それだけでは駄目なのである。考えをまとめる…

涼風散歩

・専門学校。静物。前期最終課題。此処でどれだけやりきれるか。 ・そのあと新宿御苑のベローチェ、中野坂上へ散歩。大変心地よい涼風が吹いている夕方。きのうとは違い、頭が痛くなく、爽快。やはり、あれは熱中症だったのか。 このフロッデン・ロード六番…

メモ

・爽やかな、でもちょっと暑い日であった。体調は頗る良し。布団を干す、洗濯をする、喫茶店と古本屋に行く、紅茶を十杯、緑茶を五杯、珈琲を一杯飲む。夜、絵画教室のパンフを制作、ブログに就いても調べる。油絵を制作する。電気代を払う。 購入: 『建築…

抜粋

エマニュエル・レヴィナス『時間と他者』 原田佳彦訳 法政大学出版局 ・不眠は、それは決して終ることがないだろうという意識、すなわち、もはや自分が捉われている覚醒状態[目覚めている状態]から抜け出るいかなる手だてもないという意識から、惹き起こされ…

抜粋

・川上弘美「蛇を踏む」 ・・・あたしはね、これであんがい人の好き嫌いが激しいの。サナダさん、そうは思わなかったでしょう。毎日盛り塩をして数珠をつくってそれで昔駆け落ちをした、自分には関係ない人間だと思ってたでしょう。好きにも嫌いにもならず、…